ピュアリィの歴史

熊本市の城下町、
古町にピュアリィはあります。
築百四十年の古民家を
改装・修復した建物です。

1591年-1606年に熊本城を築城した加藤清正。築城前には既にピュアリィがある古町はあったとされています。
古町は町人町であり、米屋町、細工町、呉服町、鍛冶屋町などの町名に由来する商品を扱う店が多く並ぶ町でした。
建物建設当時は物資を舟で運搬していましたので、ピュアリィの裏手の坪井川は物流の大動脈でした。
その名残を今に残し、ピュアリィレストランの地下には、船着き場として使われていた石垣があり、当時は両替商だったと言い伝えられています。

西南の役の戦火により、
一度焼失してしまいましたが、再建

旧建物は明治時代に西南の役(1877年)の戦火により、一度焼失してしまいましたが、再建され、2005年ピュアリィとしてリニューアルし、2016年の熊本地震で大きなダメージを受けました。2017年、風土デザイン建築事務所の坂井信彦氏の設計により、古き良き物を残しつつ、リノベーションし新しいピュアリィとして現在に至ります。

木レンガの
優しい音色が聞こえる地下空間

明治時代の唐人町の歩道に赤レンガが使われていました。
ピュアリィが入る前の所有者が後世に伝えるためにと木を使って敷きこまれたとのことで、とても面白い空間となっております。